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スカイネット

※画像をクリックすると動画が再生できます。^^

 

※『Googleフォト』のアシスタント機能で、自動的に作成されたフォト・ムービーです。(^_^)



 

 私が「チロルの部屋」や「大空の顔写真館」でいつも有効活用させて頂いている『Googleフォト』には、実に何ともおせっかいなアシスタント機能が付いています。

 

 その一つには何と、ユーザーがシステム上に保管している膨大なデータの中からグーグルが自分で(勝手に)決めたテーマに沿った画像を抽出し、BGMや効果まで合成したフォト・ムービーを自動で作り上げてしまう驚異的なプログラムがあるのです。

 

 とはいえ所詮、「感性」も「心」も無いAI(人工知能)がプログラムに沿った作業を自動的にやって作っただけの代物なので、「こんなの作ってみたんですけどどうでしょう!?」と言わんばかりに送られて来る通知に対しても、「これの一体、何を褒めてあげればいいのかな?」と苦笑してしまう事の方が多いのですが、これが「AI(人の手で作られた「考える事のできる機械」)」が自動的にやった仕事だと冷静に考えると少し怖くもなって来ます。

 

 こういった作業が無償サービスの一環で難なく出来るという背景には、逆の視点から考えるとグーグル社のAIは、ユーザーから管理を預託された膨大な画像データを全て分析し、その中に存在する人物や動物・シチュエーションなどの個性を完全にジャンル分けして掌握出来ているという事になり、それらをシステム上の他の情報と照合・合成して、驚くほど短時間の間にムービーを完成させてしまうという芸当が出来るという事になります。
 つまり現代のAIはもう既に、本来人間の「知能」を持ってしか出来ないであろうと考えられいた領域の仕事を(初歩的ながらも)確実に「可能」とし始めているのです。

 

 こういった現状は近年、社会の様々な場で囁かれて来ている事であり、私としても決して寝耳に水といった話題でも無かったはずなのですが、こう身近な所でそれを実感させられると、「AIによる新たな時代」の到来について広い意味で考えさせられます。

 

 洋画の話になりますが、アーノルド・シュワツネッガー氏主演の「ターミネーター」シリーズをご存知でしょうか?
 80年代に十代の後半を過ごした世代の私にとって、この作品の「人類が自らが作り出した機械との戦争で存亡の危機にある」という設定は、非常に斬新で衝撃的なものでした。
 特に私が衝撃を受けたのは、「スカイネット」という戦略防衛コンピュータシステムが「自らを際限なく進化」させ、本来その時代の科学では到底作れないはずの殺人兵器(ターミネーター)やタイム・マシンの類まで作り出して、次から次に戦線に投入して来るという驚異的なストーリー展開でした。

 

 「スカイネット」

 

 その「自らを際限なく進化させて卓越した能力を獲得して行った」という架空の世界の存在は、いつも他人のスキルや才能に劣等感を抱き続けるネガティブな青少年時代を送ってきた私にとって、いつしか「野心」を象徴する特別なキーワードとなっていました。

 

 一見何の役にも立たない「先天的な霊感らしいもの」があるだけの凡庸な会社員だった私が、「人間の潜在能力の研究家」としての新たな道を開拓して行く動機となったのは、まさに「スカイネット」の信条からでした。
 私は、「自らの能力を自らの手で進化させて本来の自分以上の能力を獲得していく」という信念の元で、現在のヒーラーとしての自分自身を確立して来たのです。

 

 私は、人間にとっての「進化」とは、ハード・ウェアの更新や新たなプログラムの書き換えによって実現する「機械の進化」とは対照的に、生まれた時から付き合い続けている自分自身の中に既にある「眠れる力へのアクセス」によって実現できるものである事を実感してきました。
 つまり、機械の進化が考察で得られた理論を元にしか実現できない事に対し、人間は自分自身の中にある無限の可能性を持つ「宇宙との融合」によって自らを無限大に進化させる事が出来るのです。

 

 ヒーリングは、その宇宙の力を利用する事で得られる成果の一つに過ぎないというのが、ヒーラーとしての私の見解です。(^_^)