台風が去ってすっかり晴れ渡った空の下、窓辺で外の様子を眺めるチロルです。一体何を考えているのでしょう?・・
私たち家族はチロルという存在を「家族」として迎え入れ、この4年の間、本当の子供や弟のように可愛がってきたつもりです。
チロルも(恐らく)私たちを信頼できる本当の家族のように愛してくれていて、もしかすると 自分の事を「人間の子供」だとさえ思い込んでいるのかも知れません。
ただ私は、チロルを見ていて時々思う事があります。
もしチロルに人と同等の知能があったら、彼は私たち人間の事を果たして何物と認識するのだろう。と・・
人間は世界中のすべての動物にとって、最低最悪の天敵です。
人は食物連鎖の頂点に立つ存在の所業として、世界中の動物の生涯を自分たちの都合によって管理し、虐げ、絶滅の危機に追い込み、チロルのような選ばれた愛玩動物でさえも、現実は人のエゴの下で生涯を管理されて生きる事を強いられた、「人のエゴの被害者」に過ぎないのです。
「チロルは人間の実態を理解する知能が無いから人間である私たちと向かい合えている」
「人間が特定の動物を本当の家族のように可愛がっているつもりでも、実際は『ペット』という概念自体が、『同じ生命に対する冒瀆』である」
4年前、ペットとして販売されていたチロルを購入する事を認めた日から、私は「この二つの現実」だけは忘れずにチロルと向かい合って行こうと決めました。
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