今あなたは、自らが繰り返してしまった愚かな過ちのために、大きな後悔とおそらく「死」よりも辛い現実の渦中にあって、既に生きて行く気力さえ失っているのかも知れません。
あなたは過去に同じ過ちを犯した時、社会が「必要悪」として黙認する、心無い人たちの「人の道」を語った、醜く悍ましい理不尽な迫害を散々経験しましたね。
そして、それをただ泣きながら受け入れなければならないこの社会の不条理を嫌というほど経験し、もう同じ過ちは二度と繰り返さないという決意と共に、その理不尽な「弱い者いじめ」だけは、自分は人に対しては決してやらない。という事も学んでくれたと信じています。
今あなたは、自らが繰り返してしまった愚かな過ちのために、ここまで自分を信じ支えて来てくれた人々を裏切ってしまった事を悔やみ、そんな自分自身の愚かさを誰よりも悔やんでいる事でしょう。
しかし忘れないでください。
今あなたが対峙している「あなたの人生」は、良いことも悪いことも全てあなた自身がこの世界に生まれる前にあなた自身で策定してきたプランの上に存在するものだということを。
そしてあなたは、その計画の目的を必ず果たすという強い意志のもと、あなたのご両親のもとへ生まれて来たということを決して忘れないでいて欲しいのです。
この世界には、自分が「幸運の星のもと」に生まれて来たと信じ、実際に大した苦労もしないまま悠々自適に楽に生涯を終えて行く人々も稀にいます。
しかし、実際はそんな人ほど大したことがないのです。
人はその気になれば、天才にでも大富豪にでも絶世の美男美女にでも生まれて来る事は出来るのです。
しかし、都合の良い、楽で快適な人生を選んで転生するだけでは、わざわざこの苦難に満ちた地球という星に生れて来る意味自体が希薄なものとなってしまうために、志の高い人ほど苦難に満ちた人生を計画して来るものなのです。
若くしてその才能を開花させ、多くの人々の心を魅了して来たあなたの人生は、今、大きな転換期を迎えようとしていると私は考えます。
つまり、「ここ」は決して「終わり」なのではなく、この世界で一つの区切りを終えて燻っていたあなたの人生が、更なる魂の成長のために、自らが計画して来た大きな関門に、今まさに差し掛かったのだとあなたは信じるべきなのです。
どうか、負けないでください。どうか、自分自身が志ある魂の持ち主であることを信じてください。
得意なものを取り上げられ四面楚歌となった、そんな状況の中でしか学べないこと。そして、それを乗り越えて、その先にしか見る事の出来ない新しい世界に必ず辿り着いてみせるという信念を持って、必死に生き続けていてください。
信じてずっと待っています。